肺癌入院記11 退院

十二月十七日

退院日

昨夜も眠れない夜

午前五時に照明をつけこれを書いている

トータルで四時間ほど寝ただろうか

ベッドに入って半分は目が覚めていたことになる

眠れないベッドの中で考えた

この病院にきて褒められたこと

入院前採血検査、採決センターで

 立派な血管ですね

・・・ありがとうございます、自慢の血管です

 入院センターで

二頭親までの男女年齢構成図を見て

 PCで作った図を張り付けたのは初めて見ましたすごく見やすいです

・・・ハイなまくら者の大仕事です

初めて病室に入り荷物の片付けが終わった後、担当看護師さんに

 綺麗好きなんですね

・・・いえ、家の中はむちゃくちゃです

 手術日の朝

圧迫ストッキングを穿いたとき

 こんなに上手に穿く人を初めて見ました

 ・・・コツですよ・・・と簡単そうに

今から考えたら、女装が趣味ですからとでも返せばよかった

ストッキングは本当にコツ

最初左足に穿こうとしたとき、こんなものはいるかと思った

でも他の人も穿いているのだから必ず入るはず

なら、ここをもって引っ張れば・・・スルリ

簡単に穿けました、右足はすぐにスルリと

 病室で血中酸素測定の時、看護師さんが

肺手術の後でこんなに数値のいい人は見たことがない

 リハビリ担当者にも言われました

最初は97~8の酸素量が運動すると99に

 どうしてこんなに高いのかと

 ・・・わかりません

最後に褒められたこと

 昨日傷のテープを取った跡を見て綺麗ですねと看護師さん

執刀医の腕が良いのだが

その後来た看護士さんにも、綺麗な傷跡を見たくない、と見せびらかす

ただ、残念なことに自分では見えない場所

もし見えたらおそらく見せびらかす気にはならなかっただろう

医師と看護師のきれいな傷跡という表現はあてにならない

自分で見るときっとグロイだろう

グロイと言えば、初めてストマーを見てベッドの上でなんてグロイと思っていた時

外科部長がみて、形の良いストマーです、なかなか良いストマーですと絶賛された

それも執刀医の腕

などと書いているうちに六時、消灯が終わる時間

洗面を済ませて、一人で飲む夜明けのコーヒーを買いに行こう(古い!)

 傷跡は

家でシャワーの時、鏡で見ると少し膨れた筋が一本、本当にきれいでした






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肺癌入院記10 術後七日目

十二月十六日

術後七日目

眠れない夜が続いている

三時間寝て目がさめ、その後一時間ほどは寝たような気がする

五時に起きて、生体検査の結果をブログにアップ

朝食前予定の採血を五時半に済ませた

部屋の灯りが見えたからと看護師さん

そういえば三時の巡回のとき、スマホを触りながら、ご挨拶した覚えが

きっと灯りがつくのを手ぐすねを引いて

ではなく、トレーに注射器を並べながら待っていたのだろう

みんな起きてからでは何かと忙しそうだから

朝一にレントゲン撮影

その後、口腔外科へ

口腔外科では請求書が出る

財布を持ってきていればすぐ会計できたのに

帰りに文書窓口へ行って、生命保険入院手術給付金をもらうための申込用紙を貰ってくる

リハビリの後、申込書と生命保険会社の書類を文書窓口に置いてくる

できるのは二週間後とのこと、年を越さないと貰えないようだ

帰りに歯科請求書の料金を支払ってくる

死にそうな痛みから僅か一週間余り、ここまで体力が戻るとは思わなかった

午前中に痛み止め(ロキソプロフェン)回収される

朝、採血した血液検査で肝臓の数値が悪かったよう(γGTP189)

止めれば治るそうだが、今度は痛みが止まらなくなりそう

入院中に読もうと持ってきた知性化シリーズ四冊

友人が持ってきてくれた推理小説三冊

今日の夕食前に読み終わり

夜に読む本がない、困った

今さらTVカードを買っても無駄だし

眠くなるまでネットをうろついていようか






肺癌入院記9 術後六日目

十二月十五日

術後六日目

二時過ぎから目が覚めて寝れず

寝る前に服用する予定だった痛み止めをうっかり夕食直後に服用してしまったため

五時に照明をつけベッドを起こし、ネット上をうろうろ

期待どおり朝は・・・

部屋に灯りがついていたからと、六時前に看護師さんが縫った後の確認に

ごめんね、手が冷たいからと言いながら、傷を確認する冷たい手が気持ちがいい

六時なにったら七階の自販機コーナーへコーヒーを買いに、夜明けのコーヒーを瓦屋根の雪景色を見ながら

朝から鼻水がひどい

鼻にやさしいティシュを七階の売店に買いに行ったら十時から開店の張り紙が、時間はまだ八時半

仕方がないので自販機でコーヒーを買って部屋に帰る

今日二杯目のコーヒー、美味しい

七階に行くときはリハビリを兼ねて階段を使用

十一時にリハビリセンターへ行く予定だったが、十時頃担当者が部屋まで来る

センター職員でインフルエンザに感染した人がいるので、肺の手術が終わったばかりの人は来ない方がいいと

部屋と病棟の運動室でリハビリ

運動室が七階なので、帰りに朝買えなかったティッシュを購入

午後からは体を拭いて着替える

昨日もあまり寝れなかったので、いま(十四時三十分)うとうと眠い

本を読んでいると眠りそうなのでPCを起動させこれを打っている

夕方、妻がいる時に執刀医が生体検査の結果報告に

1 2.5cm 腺癌(微小浸潤癌)リンパ転移なし

  ⅠA期のうち、浸潤癌成分の径が5mm以下の場合は再発の可能性がほぼ0%と考えられます

2 0.5mm 腺癌(上皮内癌)リンパ転移なし

  ⅠA期のうち、非浸潤癌は再発の可能性0%と考えられます

術後化学療法は施行せずに定期的に経過観察します

これで一安心

早速、見舞いに来てくれた友人に電話で報告

良かった、良かったと言いながら泣きだし、そのうち泣きながら「ありがとう、ありがとう」の繰り返し

ありがとうの意味は分からないけど、こちらまで泣きそうになったので早々に電話を切る

泣くほど心配してくれる友人をもつ私は幸せ者、感謝

排便有、三回でロペミンを飲まずに終了






肺癌入院記8 術後五日目

十二月十四日

術後五日目

今朝も三時に目がさめ、その後は眠れず

でも五六時間は寝ているから日中も眠気はない

朝食前にコーヒーが飲みたくなって二階上の自販機コーナーへ

看護師や主治医に許可を求めると、藪蛇になるかもしれないのでこっそりと

豆から淹れるコーヒー自販機があり、砂糖抜きミルク多めで

部屋に帰って香りと味を楽しむ

コーヒーのリラックッス効果を実感

病室はコーヒーの匂いで一杯に

全然こっそりでは無くなった

十一時から昨日とおなじ・・・名前を度忘れで・・・そう・・・リハビリセンター

今日はこぎました十分、負荷を強くしてと頼みましたがダメと

軽すぎて漕いでいるのがばかばかしく思える

病室からセンターまで行く方が疲れるくらい、これもリハビリの一環か

午後からシャワー、下半身だけ

ついでのシャンプーも、シャンプーは持ってきていないので看護士さんに借りる

シャワー室、入浴室は予約制で一人で入れるのでゆっくりできる

でもあまり綺麗ではないので土曜日退院ならもう使いたくない

時間制限は、入浴で三十分あるので十分

シャワーは入って上がるまで十五分、傷を濡らさないように気を使うので全身洗うなら十分もかからないような気がする

シャワーの後、再びコーヒー、コーヒーを飲みながらの読書は最高のリラックスタイム

夕方、執刀医が病室に

金曜日の検査(血液、レントゲン)で問題がなければ予定通り土曜日に退院

でももう少しいますかの質問に

先生がさみしいなら二三日は

でも看護師さんが可愛いから一週間くらいはいいかな、と答えると

可愛いですものね、と苦笑い

仕事帰りの妻が来ていた時、中勤の看護士さんがあいさつに

帰った後、妻が含み笑い・・・

私の病院で最大の楽しみが消えたのがおもしろかったよう

そう、今日の五時から零時までは男の看護士

どうせこの後顔を合わせるのは一回だけだから

明日の朝起きた時は可愛い・・・

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朝食

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昼食

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夕食





肺癌入院記7 術後四日目

十二月十三日

術後四日目

五六時間は寝ることができた

十一時からリハビリセンターへ

自転車こぎ十分、頑張ってこいでました

何をがんばったかというと、馬鹿馬鹿しいほど軽い負荷のペダルを淡々と漕ぐ事

疲れたら頑張らなくても途中でやめてもいいですよ、との有り難いお言葉

その後一分ほど漕いでやめました

がんばるのに疲れたから

あれは気の短い人間には向いていないような・・・

それを最後にいろいろ話を聞いているうちに

自転車こぎ四分三十秒しか漕いでないからの言葉

すぐその後に、それでいいんだけど・・・

ちょっとムカッ!!!

明日は意地でも十分漕いでやる

午後から友人が見舞いに

来なくていいと言っていたのに、暇だからと

腕には買ったばかりのロレックス、これを見せに来たのか

いえ、そんな人間ではありません、見舞いに来るとき腕に巻いていただけ?

何を言っても見舞いに来る男だから

病室が暑いので汗を拭きながら三十分ほど居てくれた

見舞金と一緒にお勧めだという文庫本、シリーズで三冊置いていった

今読んでいた本がハードSFで集中力がいる、途中でやめてそれを読み始める

今回の入院で初めての見舞い人

手術を知らせてあるのは三人だけ

お隣さんと妹それに今日の友人

見舞いに来なくていいと強く言ってあるのであとの二人は来ないと思う

夕方うとうとしていたら目が覚めた、幼い女の子の声で

ママーママーと号泣

午後から時々楽しそうに歌う声が聞こえていたのに

もしかするとお母さんが・・・

三十分ほどして嬉しそうな声で、お母さんお帰りなさい、お母さんお帰りなさい

想像だが手術から帰った母親を見て号泣し、麻酔から完全に覚めた母親を見て安心したのだと思う

しばらくしてまた楽しそうな歌声が

喜怒哀楽をてらうことなく表すことのできる幼子

ちょっとうらやましい気がする
 
今日、非常に残念だったこと

日中の担当看護師が男性だったこと

入院中、唯一の楽しみが・・・





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